佐賀で漬け物と薬局の経営に奮闘中 山下善太郎のブログ

風邪はなんでも葛根湯でいいの?

 

 お店の事

こんばんは。
まだまだ、日中は暑いくらいですが、朝・夕は随分涼しくなってきました。少し肌寒い位です。この気温の変化のせいか、本当に風邪の患者様が増えてきました。自分もつい最近、喉の痛みで、苦しみました。お店で風邪薬を購入される方が増えてきている様に感じます。お客様によっては、自分の症状について相談され、購入される方もいます。しかし、多くのドラッグストアーでは、普通に風邪薬が手に届く所に並んでいるので、自分で選ばれる方がほとんどですよね。一々相談するのが面倒って思われる方が多いみたいですね。なので、今日は、自分で風邪薬を購入される時の注意事項をブログに書きます。

漢方薬って、いっぱいあるんです。
漢方薬って、いっぱいあるんです。

なんでも葛根湯でいい訳ではありません。

随分前から、CMなどで流れているのもあって、風邪のひき始めは葛根湯って思い込んでる方が多いようです。確かに葛根湯でもでも、ひき始めであれば、葛根湯で全て大丈夫って訳ではないんです。
葛根湯が効くのは、少し寒気がするような風邪です。なので、寒気もなく、ただ、鼻水が出ている、喉が痛いなどの症状が出てる場合は、葛根湯ではなく他の風邪薬を飲むようにして下さいね。
まずは、葛根湯の飲み方について書きたいと思います。

葛根湯の飲み方

漢方薬は、、◯◯散や◯◯湯など名前が付いています。例えば、喉の痛みなどに使う銀翹散や上でも挙げた葛根湯などです。その中でも葛根湯の様に、『湯』が付いてる漢方薬は、お湯で溶かして飲むか、白湯で飲む様にして下さいね。また、漢方薬の中には、漢方薬独自の香りや、味も効能の一つになってますので、味が苦手な場合でも、オブラートなど、お薬を包む物を利用しないで飲む様にして下さいね。

最近多い喉の痛みに効く風邪薬

寒気もなく、喉の痛みで困ってる方が最近多い様に思われます。そんな時は、葛根湯ではなく、喉の痛みに効く成分『トラネキサム酸』という成分が入ったお薬を飲むことをお勧めします。それでも、よくならない時は、痛み止めを使う様にして下さいね。
後は、喉が乾燥しない様に、マスクをするなどしてくださいね。
これからは、気温の変化も益々大きくなって、湿度も下がってきます。さらに、インフルエンザも流行って来る季節です。日々の予防には気を使って下さいね。

 

 

 

 

 この記事の投稿者

山下善太郎

大学卒業後、大手ドラッグで勤務(約5年)→佐賀県唐津市の『山下至誠堂薬局』(稼業)を継いで約15年(2019年現在)になります。ここ最近は、父が社長の松浦漬本舗も少しずつですが手伝う様になりました。松浦漬は、鯨の軟骨を酒粕に漬けた商品で、日本酒 白ワイン 白ご飯似合う珍味です。最近は、松浦漬のことを多めに記事を書いています。
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