佐賀で漬け物と薬局の経営に奮闘中 山下善太郎のブログ

膝の痛みの改善には、時間が掛かるんです。

 

 病気の豆知識, 松浦漬の事

こんばんは。
今日も初めての作業から始まりました。酒粕堀りという作業。かなりの肉体動労でした。日頃運動を全くと言っていいほどしてない自分にとっては、すごい運動になりました。明日の筋肉痛が心配です。でも、酒粕をず~っと触ってたおかげで手はツルツルです。酒粕の成分ってお肌に良いのが実感できました。
唐津市で薬局と最近は父の会社の松浦漬を手伝ってます。
山下 善太郎です。

今日のブログは、昨日軟骨の事を書いたので、久しぶりに薬剤師らしく軟骨に関する、『膝の痛み』についてです。

膝の痛みの改善には時間が掛かります。

自分の薬局に、膝の痛みで相談に来られる人の殆どが、60歳以上の方が多い様に感じます。年齢を重ねるにつれて、何も対策をしていないと、膝の痛みが出やすくなる事もあるんです。テレビコマーシャルでも放送されてる様に、高齢の方の膝の痛みの原因の殆どは、膝の関節軟骨が減少したり、また無くなったりして痛みが出てしまいます。

軟骨が無いと痛くなる理由

なぜ、膝軟骨が無いと痛みが出るかご存知ですか?
膝の構造写真の黄色部分が軟骨になるんですが、これが関節を動かす時のクッションのなります。このクッションが無くなると、右の写真の様に骨同士がぶつかり痛みが出てきます。なぜ骨同志がぶつかると痛くなるかというと、軟骨には神経が通ってないため、触れ合っても痛くありません。しかし、軟骨がすり減って骨と骨がぶつかると、骨の外側にある骨膜には神経が通っているので、神経を刺激して、痛みを感じてしまうんです。

風邪薬を飲むと風邪の症状が良くなるみたいに、関節の薬を飲んでもスグ痛みが取れないのはなぜ?

よくお客様から、風邪薬や胃腸薬みたいに、痛みの症状が直ぐにとれる関節痛の薬を下さいって言われます。でも、これは結構難しいんです。理由は、関節軟骨には血管が通って無いので、関節軟骨を修復のため必要な物を上手い事送り込めないんです。そういう理由で、修復には、少し時間が掛かってしまいます。だから関節のお薬や、膝のお薬を飲まれている方は、気長に飲み続けて下さいね。

まとめ

関節の痛みは、中々良くなりにくいんです。だから、少しの痛みの時からシッカリとケアして下さい。そうすると。、ひどくならずに済むこともあります。あと、膝の痛みの原因に筋力の低下も原因の一つにあげられます。だから、膝周りの筋肉を付ける事もとっても大切です。無理のない運動はする様にして下さいね。
最後に、膝の痛みには即効性を求めない様にして下さいね。気長に治して行って下さいね。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 この記事の投稿者

山下善太郎

大学卒業後、大手ドラッグで勤務(約5年)→佐賀県唐津市の『山下至誠堂薬局』(稼業)を継いで約15年(2019年現在)になります。ここ最近は、父が社長の松浦漬本舗も少しずつですが手伝う様になりました。松浦漬は、鯨の軟骨を酒粕に漬けた商品で、日本酒 白ワイン 白ご飯似合う珍味です。最近は、松浦漬のことを多めに記事を書いています。
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