佐賀で漬け物と薬局の経営に奮闘中 山下善太郎のブログ

商品の情報不足は、仕事の手間を増やしてしまう。

久しぶりのブログ投稿です。ヤット、松浦漬けの御中元の発送も終わりました。御中元の発送手配をするのは、初めての経験でかなりテンパっていました。今日から、唐津では、お盆です。毎年恒例ですが、今日の午前中は、初盆参りに行きました。暑いのは覚悟してたのですが、午前中は、思いの涼しく感じましたね。しかし、お昼過ぎるとスーツは暑すぎです(笑)。これから、徐々に夏バテの症状が出やすくなるので、気を付けて下さいね。今年は14・15日と平日なので、唐津の神田店は時間は短縮しますが、処方箋は受け付けてます~~。いつもの薬局が開いてない時は、利用して下さいね。
そんな今日は、最近多い松浦漬の問い合わせに、答えてて思った事を書きたいと思います。

今日は、17:00~21:00まで数ヶ月ぶりに、救急センターで当番です。

商品の情報不足は、仕事の手間を増やしてしまう。

松浦漬は、酒粕を使った商品なので、西日本と食文化が違う東日本ではあまり食べる事がないみたいです。その分、松浦漬の食べ方や、保存方法に関して質問が来ます。特に多いのが、『常温で販売してるけど、保存も常温で良いんですか。』とか、『色が黒っぽくなってますけど大丈夫ですか』等がよく来る質問です。

缶から開けたては、こんな感じで黄色っぽい感じです。

『松浦漬は、常温で販売してるけど、保存も常温で良いんですか。』

この質問についてお答えしますね。開封後は、出来れば、冷蔵庫にて保存をお願いしたいです。理由は、粕漬は保存食品ですが、一応生ものです。賞味期限まで美味しく食べて頂くためにも、開封後は、冷蔵庫で保存して頂きたいです。
もう一つの理由は、酒粕が、日本由来の発酵食品だからです。常温で、空気に触れた状態だと、酒粕の発酵が進んで、味が変わる事があります。開封後はなるべく冷蔵での保存をお願いしています。開封後冷蔵で心配な方は、冷凍でも大丈夫ですよ。酒粕は、家庭用の冷凍庫に入れても全く凍らないんです。

『色が黒っぽくなってますけど大丈夫ですか』

この質問ですけど、今の様な暑い時期に起きやすくなる現象なんです。酒粕の調味に砂糖を使うため、気温が高い状態が続くと酒粕と砂糖が反応して酒粕が少し黒っぽく変色してしまう事が有るんです。味は変わりないんですが、見た目がですねーーー。
それもあり、夏場は出来るだけ涼しい室内や、開封前であっても冷蔵庫でも保管をお願いしてます。味的に問題なくても、見た目は、大事ですよね。

情報不足が誤解を招く

これ等の質問を受けてて、一応商品(缶)には明記はしてるんですが、やっぱり見ないですよね。自分も食品の表示って見ませんもんね。薬ならまだしも、食べ物の説明書きは、食べ物でアレルギーを持ってる方以外、中々見ませんよね。そんな事を考えてると、やはり、エクスマ塾で習った通りで、お客様に対する商品の情報不足が、問い合わせの電話の原因になってしまうんですよね。
もうすでに印刷してしまってる缶が沢山あるので、違った方法で、対処しないといけないなぁって事を、この様な電話を受けて思った今日この頃です。

最後に、酒粕ってミネラルたっぷりのなので、夏バテにはとってもいい食品なのですよ。お酒の肴としてもいいですよ。

 この記事の投稿者

山下善太郎

大学卒業後、大手ドラッグで勤務(約5年)→佐賀県唐津市の『山下至誠堂薬局』(稼業)を継いで約15年(2019年現在)になります。ここ最近は、父が社長の松浦漬本舗も少しずつですが手伝う様になりました。松浦漬は、鯨の軟骨を酒粕に漬けた商品で、日本酒 白ワイン 白ご飯似合う珍味です。最近は、松浦漬のことを多めに記事を書いています。
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