佐賀で漬け物と薬局の経営に奮闘中 山下善太郎のブログ

お薬の飲み方間違えないで下さいね。

 

 薬剤師の仕事

 

こんにちは。
ここ最近、薬剤師や事務員の替わりに、色んな店舗に入る事があります。先日は、久しぶりにいつもとは全く違う店舗で働く事になりました。その店舗で初めて働いたのは、多分15年前位でした。その頃は、薬剤師にはなってましたが、ドラッグストアーでしか働いた事がなかったので、調剤の薬の成分や名前を一生懸命覚えました。今では、色んな店舗に入る事が多くなったので、そんな必要はなくなりました。しかし、毎月何かしら新しい薬が出るので、情報をアップデートするのも大変です(笑)。
今日は、久しぶりに子供と2人で過ごして、少し疲れました。子供を追いかけるのが徐々に大変になってきました。

IMG_4604[1]
玄海エネルギーパークのゴーカートは何回のっても小学生以下は無料なので助かります。

そんな今日は、先日患者さんとの会話の中で気付いた事を書きたいと思います。

お薬の飲み方間違ってませんか

まずは、当たり前ですが服用時点の事を書こうと思います。

食前・食後・食間の違い

お薬の飲み方ってとっても大事です。お薬によっては、指定された時点に飲まないと効果が出難いお薬もあります。また、指定された時点で飲まなかったせいで、副作用が出る事もあるので、お薬の袋に記載されてる通りにお薬は飲むようにして下さいね。また、最近では、健康食品をお薬以上に飲まれてる患者さんもいらっしゃいます。その時に、『この健康食品と一緒に病院のお薬を飲んでも大丈夫ですか?』と尋ねられる事が有ります。
一般的に、健康食品と医薬品の飲み合わせでダメな物リストは、飲まれてる健康食品の会社のホームページに記載されてる事が多いので、もし、心配であれば、会社のホームページで検索されるか、近くの薬剤師に相談する様にして下さいね。

お薬は飲み方が大事

お薬を飲むときに、口にお薬入れて、口に水を含んで上を向いてお薬を流し込む方がいらっしゃいます。本日も朝の血圧の薬を飲んでないため、薬局で薬を貰われ、その場でお薬を飲まれた方もその様にして服用されてました。このお薬の服用方法、実はあまりお勧め出来ないんです。
お薬は口から食道を通って、胃に届きます。つまり、ご飯を食べる過程と同じなんです。ご飯を食べ、物を飲み込むときに、上を向いて飲み込む事ってないですよね。普通は正面を向いて飲み込むと思います。
お薬も同じで、錠剤・粉・液体を飲み込む動作は、物を食べる動作と同じなんです。最近のお薬は小さくはなってますが、大きなカプセルのお薬も未だにあります。なので、この様な大きなカプセル薬などを服用する時は、上を向かずに正面か少し下向きでお薬を飲むようにして下さいね。
また、上を向いてお薬を飲むと、稀にですが、誤嚥を起こすことがあります。錠剤やお薬を飲むときの水が気管に入ってとっても苦しい思いをすることもあります。

皆さんの周りで上を向いて薬を飲まれる方がいたら、教えてあげて下さいね。特に、年配の方はこの飲み方で肺炎になる事もあるので、注意してあげて下さいね。

 この記事の投稿者

山下善太郎

大学卒業後、大手ドラッグで勤務(約5年)→佐賀県唐津市の『山下至誠堂薬局』(稼業)を継いで約15年(2019年現在)になります。ここ最近は、父が社長の松浦漬本舗も少しずつですが手伝う様になりました。松浦漬は、鯨の軟骨を酒粕に漬けた商品で、日本酒 白ワイン 白ご飯似合う珍味です。最近は、松浦漬のことを多めに記事を書いています。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0 follow us in feedly

ページ最上部へ