佐賀で漬け物と薬局の経営に奮闘中 山下善太郎のブログ

薬剤師という職業は無くなるかもしれない

 

 山下善太郎のこと

今日は、やはり先日参加したエクスマセミナーについて書きます。

薬剤師という職業は無くなるかもしれない

ここ10年でのIT技術の発展は素晴らしい物がありますよね。それは、自分も感じます。例えば、毎月月末になると行わなければならない、仕入れ先への振込やスタッフへの給与の支払い。これ等の作業は、今まで払い戻し伝票に合計金額記入し、更に1件ずつ振込先を記入し遅くとも3日前までに銀行の窓口に持って行かないと行けなかった事を覚えています。かなり面倒な作業でした。それが、ここ数年で、パソコンの前に座って、1度だけ振込先を登録すると前日に、銀行に行かなくても出来るようになりました。この技術だけでも、キットかなりの人数の職を奪ったはずですよね。便利になった分、人間の職業が無くなってしまうんですよね。

先日のエクスマセミナーで、薬剤師についてもいずれ、同じような事が近いうちに起きるよって、セミナーの主催者『藤村先生』が、言われてました。
その事を藤村先生のブログでも書かれてますので読んでみて下さいね。写真の下の文字クイックするとブログが読めます。

エクスマセミナーで丁度その話をされてる時の写真です。

このブログの話を会場で聴いた瞬間、すぐにググッてしまいました(Amazon 医薬品販売で)。かなり、ビックリですよね。Amazonがアメリカで医薬品の卸業の許可を取得したって事です。日本の薬業界は、アメリカから10年遅れていると言われてます。でも、これって、後10年も掛かりそうにない感じですよね。現在でも、調剤用の医薬品は、薬局であると普通にネットで現金問屋さんから購入する事が出来る時代ですよね。偽薬の問題もあるので、自分の薬局では使ってませんが、これが、Amazonだと・・・
Amazonの日本法人も本気を出せば、スグにでも卸免許取得するための工場とかカンタンに作れそうですよね。そうなると、日本の卸業界もあっという間に変わりそうなかんじです。普通に自分たちが利用しているAmazonみたいに、注文後、プライム会員だと翌日届いたりすれば、現状の卸さんと全く変わりませんからね。なんか想像するだけで怖いですよね。
薬局もうかうかできませんよね。藤村先生が言われるように、暫らくすると、下の様な会話がなされるのかもしれませんよね。

病院の先生:じゃ、お薬処方しときますね。で、お薬は薬局で受け取りますか?それともAmazonに情報送りますか?
どうされます?
プライム会員だと今午前中なので、帰る頃には家に届いてますよ。

患者:じゃ、今から仕事あるので、Amazon薬局でお願いします。

なんて会話がなされるようになるのも、近い将来起こりそうな気がします。現在は法律の問題もあるので、出来ないんですけね。しかし、人間が想像する事は、いずれ実現されますからね。それに備えて自分も今からでも色々行動するしかなんですよね。

選んでもらう理由を明確にしないと

Amazon薬局よりも、自分の薬局を選んでもらう理由を明確にしない限り、きっと便利で、安価なAmazonを選ばれてしまうんでしょうね。確かに、薬局って外から見たら、電気メーカーが出してるテレビや冷蔵庫と同じで、コモディティー化してる感じがしますもんね。そうならないためには、これからは、やはり人と人との繋がりがとっても重要になりそうですよね。Amazonだと全く人と人との関わりあいって起きなそうですもんね。そう考えると、やはり薬局で薬剤師の仕事は、お薬の情報(飲み方や副作用など)を正確に伝えるだけでなく、薬剤師の会話の楽しさや薬局に来てのその場の楽しい感じが、これからはとっても重要になりそうな感じだなぁって事を、1年半ぶりにエクスマセミナーに参加して実感しました。1ヶ月か2ヶ月に1度のお薬貰うために、会いたい人にならないと、これからは絶対に選ばれない時代なんでしょうね。

薬剤師がなくならない職業にするためにも

これから、無くなるかもしれない職業にしないためにも、違う形でも残れるようになるためにも、周りを見ながら、アンテナ張り巡らして行かないといけませんね。Amazonがアメリカで卸業の許可取得した情報すらスルーしてましたからね。危機感持って生きて行かないといけませんね。選ばれる人になれるように色々発信して行きます。
この危機感を持てただけでも、今回のセミナーを受けた意味を感じました。
他にもゲスト講師の話も感銘を受けたのですが、その事は次回にしますね。

こんな事を感じてから受けた、本日の薬局の調剤報酬改定説明会は、少し違った感じを受けました。

 

 この記事の投稿者

山下善太郎

大学卒業後、大手ドラッグで勤務(約5年)→佐賀県唐津市の『山下至誠堂薬局』(稼業)を継いで約15年(2019年現在)になります。ここ最近は、父が社長の松浦漬本舗も少しずつですが手伝う様になりました。松浦漬は、鯨の軟骨を酒粕に漬けた商品で、日本酒 白ワイン 白ご飯似合う珍味です。最近は、松浦漬のことを多めに記事を書いています。
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