佐賀で漬け物と薬局の経営に奮闘中 山下善太郎のブログ

咳止めの選び方

 

 病気の豆知識, 子育てブログ

こんばんは。朝・夕は随分涼しくなってます。
涼しくなると、シッカリ着込んでないと体温が下がって免疫力が落ちて風邪をひきやすくなります。注意して下さいね。

唐津市で薬局とドラッグストアーやってます。
38歳薬剤師 山下 善太郎です。

昨日は、子供の目薬について書きました。
今日も子供つながりで

子供の風邪薬について

子供用の風邪薬って色々あります。各メーカーがだいたい4種類から8種類程度作ってます。味も色々あるんで種類って案外多いんです。
でその中で何を選んだらいいかって事を今回は書こうと思います。

sekidomesyrup_ph01

子供の風邪薬

小児用の風邪薬は、大きく分けて4種類です。

  1. 総合のカゼ薬(熱・鼻水・咳だいたいすべてに対応できる薬)
  2. 鼻水用専用
  3. 咳止め専用
  4. 解熱剤(小児のみ坐薬もあります。)

小児の風邪薬も症状で選んで下さい。

 症状は、大きく分けて3種類です。

  1. 鼻水

この3つの複合かまたは、どれか1つかです。
この中の症状で熱との複合の場合は迷わず総合の感冒薬かなと思います。しかし、咳と鼻水だけで熱が無い時はどれを選ぶか迷いますよね。そんな時は咳止めを選んで下さい。小児用も大人用も市販の咳止めには、鼻水を抑えるアレルギー薬が配合されてる物がほとんどです。だから、咳と鼻水の時は、咳止めを選んで下さい。
咳がなければ、鼻水専用のお薬でもいいと思います。

小児の風邪薬を選ぶ時の注意

子供の事って心配なのでどうしても小児科に連れて行ってしまいます。しかし、平日仕事で小児科に連れていけない方は、『前と同じ症状』だからという理由などで市販薬を買われる方もいらっしゃいます
そこで、喘息の持病をお持ちのお子様の場合は特に注意が必要です。喘息の持病がある子供は、基本小児の市販薬は飲まない方が無難です。どうしても必要な方は買う前に自己判断せずに必ず薬剤師に相談して下さい。喘息のための咳止めなどもあるので、必ず相談をして下さいね。

まとめ

小児の風邪薬について書いてますが、大人もほとんど同じです。まずは、辛そうな症状を抑えるお薬を飲むようにして下さい。飲んでる間は辛い症状も取れてます。しかし、症状が一時的にとれてるだけです。治すのは自分の体力なので、風邪をひいた時はしっかり栄養を付けて治してあげて下さいね。これからだんだん寒くなってきます。周りの気温が下がると、どうしても体温も少しだけ低くなってしまう事もあります。体温が下がると、免疫力も低下して病気になりやすくなります。予防のためにも、体を冷やさないように、お風呂に入る時はシャワーだけにしないで必ずお風呂につかるなどの対策をするようにして下さい。
小児風邪薬ですが、選ぶ時の基準に味も選ぶ基準になると思います。総合の感冒薬の場合は2種類程度の味を販売してますが、咳止めや鼻水の薬の場合、メーカーがあまり味をたくさん作っていません。だから、内容成分はあまり変わらないので、好きな味のお薬を飲ませてあげて下さい。また、小児用の風邪薬で液体があるのはだいたい6歳位までです。なるべく早めに錠剤が飲めるようにすると、お薬選びも随分楽になります。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

 

 この記事の投稿者

山下善太郎

大学卒業後、大手ドラッグで勤務(約5年)→佐賀県唐津市の『山下至誠堂薬局』(稼業)を継いで約15年(2019年現在)になります。ここ最近は、父が社長の松浦漬本舗も少しずつですが手伝う様になりました。松浦漬は、鯨の軟骨を酒粕に漬けた商品で、日本酒 白ワイン 白ご飯似合う珍味です。最近は、松浦漬のことを多めに記事を書いています。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0 follow us in feedly

ページ最上部へ