佐賀で漬け物と薬局の経営に奮闘中 山下善太郎のブログ

今の仕事をしている理由。続けてるのはあの人の影響がある。

 

 山下善太郎のこと

こんばんは。インフルエンザが流行してるって実感が出てきました。今までは子供が多かったのですが、最近は大人の患者さんも増えて来ました。
予防接種してない方は、マスク・うがい・手洗い・鼻うがい位しか予防手段がありません。しっかり予防して下さいね。

今日は課題でもある、なぜ今の仕事をしているかについて書いてみようかと思います。

今の仕事をしている理由

仕事がら、一応社長なので、面接の時に薬剤師さんや薬局の事務員希望の方に『なぜ、薬剤師(事務員)になろうと思いましたか?』なんて聞きます。
面接なんで、皆さん結構真面目に答えてくれます。よくあるのがこんな答え

「小さい頃、薬局で『お大事にね』と優しく声をかけてくれた薬剤師(事務員)さんの印象が強く。自分もその職業につきたいと思い調剤薬局の薬剤師(事務員)を志しました。」

なんて答えがよくあります。これ、ネットにも載ってます(笑)。
自分は全くこんな経験ないんですよね。
薬は、家にあるので、処方箋をもらってもクスリの説明なんて受けずに、親から飲まされてただけですからね。でも、これが将来、薬剤師になるキッカケだったかもなんて思います。
自分は小さい頃よく『しもやけ』になっていました。

治療するのはいつも母(ちなみに母は薬剤師ではやりません)です。

熱いお湯を張った洗面器と、冷たい水を張った洗面器を用意して交互に足をつける。これを何度した事か分かりません。これでも治らない時は、先を焼いた針でチョットだけ刺されて血を出されてました。

今だと『虐待』って言われても不思議ではありません(笑)。あの時代は許されてた治療方法だったのかもしれません。

いつか忘れましたが、多分小学生の頃だったと思います。『佐藤製薬のユンケルナトール(ビタミンE)』を飲ませてもらってから、しもやけにならなくなった事を今でも覚えています。

それが、薬剤師を志したキッカケではないと思いますが、今思うと色んな場面で両親は、薬に興味を持たせようとしたのかもしれませんね。

そんな事をされながら(笑)幼少期を過ごして、高校で大学進学を決める時期になって、『薬剤師にならなくてどうするの』という親の言葉で素直に薬学部に行くことにしました。全く疑いもしませんでした。それまで、全く勉強してなかったので、とりあえず薬剤師になれればいいと思い、合格できる薬学部に入学。授業もあまり面白くありませんでしたが、結構真面目に出席し、難なく『国家試験』にも合格。無事に薬剤師になった訳です。ほんとここまでは、なんて苦労してません。
今となっては、薬剤師も結構厳しい時代ですが、なって良かったと思ってます。

教授に勧められるがまま就職した就職先で考え方や物の見方が変わった

薬剤師になって就職するとなると、家に帰るか、他で就職するかしかない訳です。
自分は迷わず他の薬局っていうか、ドラッグストアーに就職しました。実家に帰った時に役に立てようなんて別に思いませんでしたが、とりあえず都会での生活がして見たかった。

理由はそれだけです。
就職したのは、関西で大手のドラッグでしたが、勤務地は希望通り東京。憧れの東京での生活が始まった訳です。最初は、薬剤師だからか、丁重に扱われてました。
しかし、1年位がたったある日、勤務してたお店の店長が変わりました。本当に優しい店長から、厳しい店長に交代。一気にお店の雰囲気も変わりました。

しかし、その店長のおかげで、仕事に対する考え方、向き合い方が全く変わりました。
その店長、仕事には結構厳しかった。仕事が終わった後は優しく接してくれるのですが、仕事中はかなり厳しかった様に思います。あの頃は本当によく働いた気がします。朝9時から夜11時なんてよくありました。店長の事を尊敬もしていたし、仕事も面白く感じてました。
だから全く苦ではなかった様な気がします。薬剤師として勤務してましたが、仕事は他の社員と同じ、全く区別なく仕事していました。
良くやってた事がコレ。今では本当に考えられませんが・・・

渋谷のスクランブル交差点で呼び込みやってました。
渋谷のスクランブル交差点で呼び込みやってました。

店頭での呼び込みです。薬剤師なのにあまり薬売らずに、『呼び込み』。売上が欲しい時は開店と同時に始めた位です。
最初は、顔から火が出る位恥ずかかった。数人の前で話すのも緊張で話せない位だったのに、全く知らない人の行きかうお店の前。
それも、渋谷のスクランブル交差点の所で、ポイント○倍や制度化粧品20%OFFの旗振りながら呼び込みしてました。でも、恥ずかしさって、案外スグなくなります。
理由は、案外みんな聞いてないって事が分かったから。数十回繰り返すと呼び込みのコツもつかめてきます。
コツは、カンタン、とりあえず大きな声で何が『安い』って事を伝えるだけっていうか叫ぶだけ。
今勉強してる『エクスマ』とは真逆。安さとお得さを、ひたすら言い続ける。

きっと、今こんなことしても、お客さん来てくれませんよね。思いっきり売り込み満載ですからね。最近は、全くこんな光景も東京ではあまり見かけなくなりました。呼び込みしてるの、かばん屋さん位ですかね。たまに銀座のかばん屋さんで呼び込みしてるの見かけます。
10年前は、呼び込みしてたら本当によく売れた時代でした。

でも、この時が呼び込みの時が無かったら、きっと今の自分はないかなと最近思います。たぶん普通に家に帰って仕事してても、怠けてた様な気がします。
あの時にあの店長と出会わなかったら、今、仕事出来てないかもしれないそんな気もします。仕事出来てるのは、親のおかげですが、東京であの店長に出会った事が大きかった様な気がします。あの店長の下で一生懸命働いてた社員は、今でも同じ会社にいるんですよね。不思議な事に・・・

人生で色んな人に会うと思いますが、人生に影響を与える人ってほんの数人だと思います。きっと。本当に合わないなぁって思う人以外は、すこし我慢して付き合ってみるのもいいかもしれません。自分も最初、この人とは合わないかなぁなんて思ってましたからね(笑)。
でも、仕事の面白さややりがいを教えてくれた人はこの人でした。
今では、年賀状くらいでしか連絡とってませんが、とっても感謝してます。

確か課題は、『決断より行動』で終わらせる様になってましたが、

終わらない・・・・でも、終わり。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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 この記事の投稿者

山下善太郎

大学卒業後、大手ドラッグで勤務(約5年)→佐賀県唐津市の『山下至誠堂薬局』(稼業)を継いで約15年(2019年現在)になります。ここ最近は、父が社長の松浦漬本舗も少しずつですが手伝う様になりました。松浦漬は、鯨の軟骨を酒粕に漬けた商品で、日本酒 白ワイン 白ご飯似合う珍味です。最近は、松浦漬のことを多めに記事を書いています。
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